補聴器の基礎知識

補聴器

補聴器を使ってみたい、試してみたいけどどうしていいか解らない、ご家族に使わせたい、等々、補聴器に関する疑問質問はこちらをご覧ください。

難聴は大きく3つのタイプに分けられます

伝音性難聴

音を伝えるところの障害

外耳から中耳にかけて障害が起こったもの。中耳炎等で鼓膜 に穴があいたり耳小骨の動きが 悪くなると起こる難聴。

感音性難聴

音を感じるところの障害

中耳から聴神経、脳にかけて障害が起こったもの。大きな音で痛めた、薬の副作用、一般的な加齢難聴の一種。

加齢難聴とは?

人は誰でも年齢とともに聴力も衰え高い音から徐々に聴こえにくくなり、 周囲の雑音があるとさらに言葉を聞き取りづらくします。 加齢難聴の方には補聴器を装用したがらない方がいます。
主な理由は…

  • 難聴を自覚していないことが多い
  • 会話の機会がなく不自由を感じることが少ない
  • 補聴器は老いたイメージが強くて装用したくない

混合難聴

音を伝える、感じる所の障害

伝音難聴と感音難聴の両方を もつ難聴。

補聴器の種類

補聴器には「耳あな形」 「耳かけ形」 「ポケット形」 「骨導メガネ形」の4つの種類があります。

耳あな形(耳の穴にすっぽり収まるタイプ)

耳あな式は更に2つに分かれます。
【デジタル式】操作は全て当店で、多機能で様々な環境に自動対応
【アナログ式】調節幅は少なめですがご自身でボリュームの上げ下げも可能

スーパーミニ

スーパーミニ

目立たない超小型タイプ

 

カナル

カナル

使いやすい小型タイプ

 

カスタム

カスタム

高・重度難聴の高出力

 

耳かけ形(耳の後ろに隠れるタイプ)

耳かけ形(耳の後ろに隠れるタイプ)

軽度から重度まで幅広い聴力に対応した機能豊富な万能タイプ。

ポケット形(イヤホンタイプ)

ポケット形(イヤホンタイプ)

ポケットなどに入れて使用。操作も簡単で重度難聴まで対応。

骨導メガネ形(音を振動で伝える)

骨導メガネ形(音を振動で伝える)

メガネのつるに機器が組み込まれ振動で音を伝えます。

その他(イヤーモールド)

その他(イヤーモールド)

耳の形に合わせて作る耳栓です。耳かけ形、ポケット形に使用するもの。

聴力レベル

聴こえの程度を表す単位が「聴力レベル」。その数値を元に難聴度がわかります。
聴力レベル(デシベル)によってお使いになる機種も様々です。

軽度難聴

ささやき声

ささやき声

静かな会話だけを聞き間違えたりする

 

中度難聴

ふつうの会話

ふつうの会話

側で大きな声で話すと 聞きとれる

 

高度難聴

大きな会話

大きな会話

耳元で話すと聞きとれる

 

重度難聴

叫び声

叫び声

かなり大きな音ならどうにか感じられる

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

「時々ある」「家族に言われる」等など、1つでも思い当たる方は一度、聴力を測ってみましょう。

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

目立たない超小型タイプ

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

使いやすい小型タイプ

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

高・重度難聴の高出力

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

目立たない超小型タイプ

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

使いやすい小型タイプ

 

「聴こえ」でこのようなこと思い当たりませんか?

高・重度難聴の高出力

 

聴力の値段

聴力、使用目的に応じて価格も様々、機種別による最低価格を紹介します。

注文品とは耳形を取るオーダー品、お作りするのに1週間かかります。
下記は片耳のお値段ですが、両耳の場合、倍の金額よりお安くなります。

デジタル

 耳あな耳かけポケット骨導式
注文品135,000円〜80,000円〜なしなし
既成品なし72,000円〜36,000円〜135,000円〜

※価格はすべて税込価格です。

アナログ

 耳あな耳かけポケット骨導式
注文品98,000円〜47,000円〜28,000円〜なし
既成品63,000円〜39,000円〜なしなし

※価格はすべて税込価格です。

補聴器購入の流れ

聴力検査を含め、1時間ほどかかります。

当店では補聴器の貸出しを行っております。 店内の静かな場所だけではなく実生活の中でもお試し頂き、ご納得してお求め下さい。

  • カウンセリング
    どんな時に不便を感じどういう音が聞こえにくいのか現状の「聞こえ」の状態を伺います。
  • 聴力検査
    聴力測定室で静かな環境の中、聴力を測ります。
  • 補聴器の選択
    聴力測定の結果をふまえた上で使用目的、予算に合った補聴器を選びます。
  • フィッティング
    聴力に合わせて補聴器の音域や音質を調整します。
  • 試聴
    実際につけて音を聞いてみます。外が騒がしい場所でも快適に使えるか最終チェックをします。
  • ご購入
    聴力に合った補聴器が見つかれば購入です。既製品以外は耳型をお作りするので1週間の製作日数がかかります。
  • アフターフォロー
    補聴器は購入後もいろいろな環境で聞こえを確かめながら更に調整を重ね、ご自分に合った「音」と作りあげていきます。また、お使い頂くと汚れ等で聞こえも低下してきます。専用機器でクリーニング致しますので定期的にお出かけ下さい。